2006年 11月 30日
四万十市→小京都・中村の大祭
高知に来て、初めて見ました。。
一条大祭は土佐三大大祭の一つです。
まあ、「三大」というのは大体、胡散臭いものですが、
530年くらいの歴史があるらしく、由緒は正しいみたいです。
基本的には、一条神社で行われており
神輿がうろうろしたり、
神楽が奉納されたり、
京都の下鴨神社から持ってきた火で
かがり火を焚いたり、
といった感じで、神事が中心でしたね。
ちなみに、一条神社とは応仁の乱のときに
四万十市に逃げてきた一条氏(前関白)
という貴族の館跡地に建てられた神社です。
当時、土佐といえば流刑地ですから、
高貴である、というだけで
かなりのカリスマ性を発揮したようです。
いまでも、一条神社は「いちじょこさん」といって
近隣の人たちから親しまれていますね。
で、一番驚いたのは、屋台の数でした。
二~三百メートルくらいの道沿いに
数百店舗の的屋の屋台が出ていて、
道は参拝客でごった返していました。
いまでこそ高知はまともになりましたが、
10年位前までは、日本とは思えないくらい
寂れた地域だったんです。
コンビニがない、ファミレスない、民放は2局だけ、
大きなスーパーがない、鉄道未発達、
高速道路未発達、一般道路は穴だらけ…
幡多地方はそれに輪をかけてひどかった(ーー;)
で、最近まで、一条大祭のこの人混みは
幡多地方の人たちを熱狂させたのだろうな~
と思いをはせてしまいました。
今となっては「このご時勢に、まだこんなの売ってるの?」
と言いたくなるくらいショボイけど…
ただ、どさくさにまぎれてトルコ人が
ドネルケバブの屋台を出していたのには驚きましたね~
なんかそういう生命力は好きです(^^ゞ