2007年 01月 30日
ヒロシマと原爆ドーム
もー、ネーミングからして存在感がありますな。
久しぶりに見ましたけど、
やっぱり民族的な怒りが湧き上がってきました(--〆)
誰もが黙り込んでしまう光景です。
爆風の威力を今でも伝えています。
曇りだったので見えにくいのが残念(>_<)
”安らからに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから”
で、広島平和記念資料館に入ろうとしたとき、
遠くの中学生がわらわらと僕のところに寄って来て
英文のアンケート差し出すわけです。
で、感想を書いて下さい。
と言ってきました。
読んでみると、どうも外人に対して
原爆ドームや資料館を見た感想と
中学生がこうしたことを学ぶ意義について
思うところを聞いているわけです。
俺、日本人だけど。
といったら、
外人がいないから日本人でもイイと
先生が言ったんです。
というわけです。
うっとおしいけど、なんか書いてもらわないと
バスに戻れない的な顔をしているので
回答は日本語でいい?
と聞いたら泣きそうな顔で
ウンウンとうなずいてました^_^;
なんだかな~、と思いながら回答して
いざ、資料館へ。
ここはね~。
あんまりよくなかった(ーー;)
なんか、生ぬるい印象を受けました。
もっと徹底的に当時の様子を伝えてもいいと思います。
例えば、野球場くらいの広さのドームを作って
原爆投下直後の惨状を蝋人形等で表現するとか。
で、その中を歩かないと出られないとか。
色々臭いとかも演出するとか。
とにかくもう、資料館出たら怒りしか感じないような
そんな作りにしたほうが良いと思うわけです。
入場料が50円だったけど。
これ、大人は200円とかにするだけで
結構、すごいセットが作れちゃうんじゃないですかね~
ただ、”これはすごいな~”と思ったのは、
原爆ドームの横に市民球場があったことです。
とんでもない惨事を体験しながら
見事に復興し、忌まわしい建物を避けず、
あえてその横に娯楽の殿堂を建て、共存する。
広島の人は本当にすごいと思いました。
ちなみに、今回のサブテーマは
原爆スラム跡を見る
というものでしたが、雨が降ってきたので
近くまで見にいけませんでした。。
ま、今では単なる緑地や市営住宅になっているのですが、
スラム跡に建っている市営住宅がこれ。
広島の団地といえばこの基町高層アパート
を抜きに語ることはできないらしいです。
戦後に建設された高層集合住宅のうち
建築関係の専門書に必ず登場するのが基町アパート。
それだけ重要な団地らしい。
近くまで行ってみたかったな~
なお、原爆スラムは昭和52年まであったそうです。
「夕凪 の街」というマンガを見て以来、
見てみたい、という思いに駆られていましたが
天候には勝てませんね(>_<)